ボルダリングでは力をセーブし、より効率的に登るために「ムーブ」と呼ばれる独特な動きがあります。
「ムーブ」には[正対ムーブ]と[ねじり系ムーブ]があります。
今回は正対ムーブについて書いていきます。
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正対ムーブは足をガニ股にして、足の内側(インサイドエッジ)をフットホールドに乗せて登るムーブです。
主に垂直壁(スラブ壁:90度くらい)を登る際の基本中の基本ムーブになります。
簡単に言えばハシゴ登るような手順で登るムーブです。
まずは基本姿勢。手で持つホールドを頂点に二等辺三角形を作ると一番安定しますね。
次のホールドが右側にあれば基本的には右手を出しますよね。この右手を出す前に右足をより高いホールドへと乗せてます。
このあとが大切です。手で体を引き上げないようにしましょう。疲れます。
右足を踏み込んで階段を上がるように体を上げていきましょう。
このとき左手と右足の二点での支持になります。左足は離さなくてもいいですし、
離れるくらい遠いホールドのなら離しましょう。
左足は適当に壁に付けてバランスをとっておくのもいいと思います。
要点としては
- 足を上げる
- 足に踏み込む、体重をかける
- 出した側の手を伸ばしてホールドを取りに行く
これだけです。
これだけでも腕の無駄な力を抑えて登ることができます。
100度くらいの壁までは正対ムーブがメインムーブとなります。
ボルダリングは握力や筋力が必要と思われがちですが、このようなムーブをマスターしていくことで私の実感では3級くらいまでであれば筋力などのフィジカル面が弱くてもある程度登れるようになると思います。
初めて挑戦して到底登れまいと思っていた課題をムーブをマスターすることで登れるようになるのがボルダリングの魅力の一つですね。
あくまで正対ムーブは基本ですので、足の踏み込みの程度を変えたり、左足を置く位置を変えたりすることで登れる場合もあります。
いろいろ試してみて最終的に登れるようになったとき達成感がありますね。
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